Category Archives: その他の質問

レジでクレジットカードを使う時に店員さんはお客さんの個人情報をどこまで確認する事ができるのですか?

レジの担当者は顧客の個人情報はほとんど知ることはできません。クレジットカードを処理している間クレジットカードの券面情報が確認できるだけです。クレジットカード伝票にもカード番号は記載されないので重要な個人情報が加盟店に残ることはありません。

クレジットカードやポイントカードの所有権が発行元の会社にあるのはなぜですか?

クレジットカード会社ではクレジットカードの利用代金の請求をカード会員に限っています。盗難・紛失の場合でも保険が適用されない場合はカード会員に支払い義務があります。もしクレジットカードの所有権がカード会員にあるとすれば、自由に転貸や譲渡が可能になります。そうなった場合クレジットカード会社は所有者を調べて請求しなおさなくてはいけなくなります。カード会員数を考えるとそういった対応はできないのは目に見えています。こういったことを防止するために所有権をクレジットカード会社に残して、転貸や譲渡を禁止しているのです。

専業主婦の時にクレジットカードを作った場合 離婚をしたら、クレジットカードは、無効になるのでしょうか?

離婚してもクレジットカードがすぐに無効になるわけではありません。クレジットカード会社に改姓や住所変更の届出をして新しい勤務先などがあればそのまま利用できる可能性があります。まったく無職であれば解約となる可能性は高いでしょう。改姓届けなどをしなければクレジットカード会社では離婚の事実はわからないのでそのままですが、住所が変更になっていれば更新時にカードが届かなくなる可能性があります。また旧姓のまま利用していると盗難・紛失や海外利用などではトラブルとなる可能性があります。会員規約従って変更届はしておいたほうがいいでしょう。

クレジットカードで支払いをしたときに、私がサインしたカード会社用のレシートを渡されたのを気付かずに持ち帰ってしまいました。 店員が取り違えたらしいのですが、レシートを取り替えてもらいにいったほうがいいのでしょうか?

クレジットカード伝票へのサインはカード会員であることを証明するために行います。そのため買い物が終わった時点でほとんどサインの意味はなくなっていますが、後で不正利用の可能性があったときのために保管しておきます。利用したのがカード会員であることが明らかな場合はカード伝票のサイン自体は意味がありません。しかしクレジットカード加盟店はカード伝票を送付してクレジットカード会社からの支払を受けるので、そのときにサインがないため無効であると主張される可能性はあります。念のためカード加盟店に連絡して必要かどうかを確認したほうがいいでしょう。返信用封筒を送ってもらって郵送すればそれほど手間はかかりません。

過払いをしているかどうかはどうやって調べれば良いですか?

キャッシングや融資利用で利息制限法の上限金利(20%)を超えて貸付を受けている場合には、過払いの利息を返還請求できる権利があります。しかし、上限金利をオーバーしているだけでは返還請求することはできません。上限金利で計算し直しをして、超過金利分を元金に充当します。その上で元金がすべて消滅してさらに過払いが生じている場合に返還請求を行うことができるのです。目安としては26%の金利で借り入れをして5年以上遅れずに支払を続けていれば、ほぼ元金は消滅するといわれています。また、完済している分については確実に過払いが発生します。時効は10年なので10年以内に最終支払をしている分は請求可能です。
現在ネット上では過払いに関する情報があふれています。その中にはエクセルなどで過払い金の計算ができるものも公開されているので、そういったツールを利用して確認してみましょう。ただし、正確に計算するためには詳しい取引履歴が必要です。クレジットカード会社に請求すれば、取引履歴を開示してもらえるので、最初に準備する必要があります。

クレジットカード会社が倒産した場合、会員の債務はなくなりますか?

クレジットカード会社が倒産しても会員の支払義務は消えません。クレジットカード会員の支払債務は資産として残ります。そのためクレジットカード会社の債権者に請求権利が移ることはあっても消滅することはありえないのです。クレジットカード会社はもはや国民の消費生活に大きな影響を及ぼす会社になっています。その倒産は銀行と同じくらい国民に影響を与えます。そのため国やメインバンクが簡単にクレジットカード会社を倒産させることはないでしょう。仮に倒産したとしてもその債権はすべて記録されているため、うやむやになることはありません。必ず別の企業が買い取ったり、引き継いだりすることでクレジットカード会員の請求は続けられます。

クレジットカードの申込書に名前をローマ字で書く欄があるのですが、名前がゆうこの場合はyukoとyuukoどちらを記入すれば良いのでしょうか?

ローマ字表記は自分で好きな表記を選ぶことができます。そのためyukoでもyuukoでも好きなほうを記載すればいいでしょう。ローマ字表記を記載しない場合には自動的に変換されるので、一般的なyuukoとなってクレジットカードに印刷されます。

クレカを10枚持っていて、普段1枚しか使わず他の9枚は全くの休眠状態だとすると、CIC等の情報開示した場合、 あたかもクレカは1枚しか所有していないように見えるのですか?

個人信用情報機関に情報開示した場合、保有しているクレジットカードはもちろん、すでに解約したクレジットカードの情報も一定期間は保有しているので全部開示されます。クレジットカードそれぞれについて入会年月日や利用残高、支払状況が記載されているので、残高の有無や解約にかかわらず登録されているすべての情報が開示されるのです。クレジットカード以外でもショッピングクレジットや融資、オートローンなど個人信用情報機関に加盟している与信会社が取り扱っている消費者信用の情報はすべて公開されます。

クレジットカードを身分証明として使うことはできませんか?

クレジットカードは日本では公的な身分証明としては通用しません。身分証明として通用するのは運転免許証やパスポートといった顔写真付の公的なものだけです。健康保険証やクレジットカードは身分証明として一部の利用では認められるケースはあっても、絶対的なものではありません。顔写真がないため紛失物を拾得して利用することができるからです。クレジットカードの中には顔写真付のものもありますが、これは不正防止が目的であって、身分証明として利用するためのものではありません。

クレジットカード会社に過払いの請求をしたところ、旧姓のまま使っていたクレジットカードは無効なので過払いの対象になりませんといわれました。カード会社の言い分は正しいのでしょうか?

旧姓のままクレジットカードを利用していても実際に支払っていた人がその旧姓と同一人物であることを証明できれば問題ないかと思います。しかし、旧姓のままのクレジットカードと同じクレジットカードを別姓で申し込みして持っていれば、虚偽記載によって同じクレジットカードを作ったとみなされる可能性があります。いずれにしても通常の過払い利息の返還請求よりは複雑になるので、請求する場合は専門家に依頼して裁判を行う必要があります。まずは弁護士に相談して返還の可能性があるかどうかを確かめたほうがいいでしょう。

クレジットカードを使ったあと外国に帰って支払いをしなかった場合どうなりますか?

クレジットカードを持っているということはカード会員の個人情報はクレジットカード会社で把握していることになります。外国に帰ったとしても法的な手段は可能なので、国内に居住しているのと同じように処理されます。刑法違反の場合は海外に逃亡している期間は時効が中断します。しかしクレジットカード利用代金などの請求に関しては海外にいる間も時効は中断しません。これは何を意味するかというと、民事請求は海外にいても可能だからです。
個人信用情報機関は国内情報に限られるため、ネガ登録されても海外で新しくクレジットカードは作ることは可能です。しかし国内で作ったクレジットカードの支払義務は海外へ逃げても消滅することはありません。

クレジットカードをたくさん作った場合のデメリットはありますか?

クレジットカードを数多く持つことにはデメリットはあってもメリットはほとんどありません。それ以前に数多くのクレジットカードを一人で持つこと自体が難しくなっていますが、考えられるメリット・デメリットは次のとおりです。
デメリット
・クレジットカードの管理が難しくなり不正利用される可能性が高くなる
・クレジットカードの年会費負担が大きくなる
・新規にカード申し込みをした場合、却下される可能性が高くなる
・複数のカード利用をするとポイントを集中してためにくくメリットがない
メリット
・旅行傷害保険付のカードでは死亡・後遺障害以外の補償が合算される

クレジットカードの勧誘をうまく断る方法を教えてください

クレジットカードの勧誘員は申込書を記載してもらうことが成績になります。したがって審査を通過するかどうかは関係ないので、ブラックカードを持っている、カード会社に勤務しているといった断り方は効果がない場合があります。かえって支払能力があると思われてしまうからです。勧誘員によってはクレジットカードが作れない状況だと言っても勧めてくる可能性があります。最も効果的なのは勧めているクレジットカードをすでに持っているという返答ではないでしょうか。まったく同じクレジットカードは2枚持つことができないのでそれ以上勧められることはないでしょう。

金融会社に勤めている人は承諾なしでCICやCCBなどに登録してある他人の個人信用情報を入手する事が出来るのですか?

個人信用情報機関の情報照会は基本的に審査担当者でなければ見ることはできません。アクセス制限があるからです。クレジットカード会社によって対応は違うと思いますが、その業務を必要としない部署では照会することができないというのが鉄則です。特に正社員でない場合にはアクセスはかなり制限されます。

クレジットカードは今後利用者が増加すると思いますか?またその理由も教えてください。

現在高齢者がクレジットカードを利用している率はあまり高くありません。クレジットカードが一般的に普及したのはそれほど昔ではないからです。1970年代の海外旅行ブームをきっかけに国際カードが発行されてから普及したことを考えると、そのころ20代であった人は現在50代ということになります。この年代がそのまま高齢化すれば現在よりは高齢者の保有率は高くなるでしょう。
若い年齢層はクレジットカードを持つことには抵抗がないため現在の若年層の保有率はそのまま推移するでしょう。しかし少子化の影響があるため率は同じでも発行枚数は減少するかもしれません。また、一人で何枚もクレジットカードを持つことは割賦販売法の改正で今後できなくなります。ただ利用者ということを考えれば枚数は関係ありませんので、これから20年程度は高齢者の利用率アップが続き、若年層の利用者が現状維持であれば利用者は増え続けるでしょう。

クレジットカード会社はたくさんありますがどうしてJCBだけが国際ブランドに成りえたのでしょうか?

JCBが国際ブランドになれたのではなくJCBだけが国際ブランドになろうとしたというのが正しい表現です。他のクレジットカード会社も費用と時間をかければ国際ブランドになることとは可能ですが、かなり困難な道であることは確かです。世界の主要都市にサービスの拠点を設置するだけでも多額の費用がかかることは容易に想像がつきます。しかし、国際ブランドと提携してクレジットカードを発行すれば、海外利用できるクレジットカードは安価に発行することができます。そのためJCBカード以外のクレジットカード会社は提携による国際カード発行の道を選んだのです。
JCBが国際ブランドとなる道を選んだのは他社との差別化が目的です。自社ブランドが国際ブランドであるという強みは特に提携する企業へのアピールになります。それは東京ディズニーランドやユニバーサル・スタジオ・ジャパンのオフィシャルカードが国際ブランドであることからもわかります。
しかし、国際ブランド化しなかったクレジットカード会社にもそれなりの理由があります。国際ブランドにかかる費用を顧客サービスに向けるというメリットを選んだともいえます。実際、JCBカードの一般カードでは海外旅行傷害保険は付帯されていません。ショッピング保険も海外利用でしか補償されないシステムです。他社の一般カードでは海外旅行傷害保険の付帯は当たり前のように行われているのに、国際ブランドであるJCBに海外旅行傷害保険が付帯されていないのは、やはり国際ブランド化にかけた費用が原因と推測されるのです。しかし、国際ブランド化するかどうかはクレジットカード会社の戦略であって、利用する側としては自分の利用方法にあったクレジットカードを選ぶことが大切です。

クレジットカード裏面の署名欄にサインをするとき、筆記用具は何を使えばよろしいでしょうか?

クレジットカード裏面のサインは本人であることを証明する重要なものです。簡単に消えない筆記用具を使う必要があります。一般的には万年筆、ボールペン、サインペンですがいずれの場合も油性で、すぐには消せないものがいいでしょう。簡単に消せるようでは紛失した場合に悪用される危険が高くなります。

同時期に発行されたクレジットカードの有効期限がそれぞれ異なっているのですが、これは何を意味するのでしょうか?

クレジットカードの有効期限はクレジットカード会社によって違います。一般的には5年の有効期限が多いようですが、クレジットカードによっては3年など短い場合もあります。したがって同時期に発行されたクレジットカードの有効期限がそれぞれ違うことには特別な意味はありません。同じクレジットカード会社から発行されるクレジットカードでもデザイン変更などが近い将来予定されていれば、短い有効期限で発行される可能性もあるので、有効期限をそれほど気にする必要はありません。有効期限が短いからといってカード会員の使用状況を反映しているわけではないからです。

クレジットカードとデビットカードの違いを教えてください

クレジットカードもデビットカードもカードショッピングが可能です。クレジットカードは後払い方式で、口座にお金がなくても商品購入することができます。しかし、デビットカードはほぼリアルタイムで口座から引き落としになるので、購入時点で口座に残高がないと利用できません。この点がクレジットカードとデビットカードの根本的な違いです。デビットカードは基本的には金融機関のキャッシュカードなのです。
クレジットカードとデビットカードの違いは他にもあります。デビットカードはJ-Debitが主体となって日本でデビットカードを普及させましたが、利用できる加盟店がクレジットカードに比べて圧倒的に少なかったのです。そのため都銀や地銀のキャッシュカードは、ほぼすべて申請なしでデビットカードとして利用できるにもかかわらず、あまり普及していませんでした。ところが最近VISAと提携したデビットカードが発行されたことで加盟店数では同レベルまでになりました。
サービス面でもクレジットカードとデビットカードでは大きな差があります。ポイントプログラムや割引サービス、付帯保険などは圧倒的にクレジットカードにメリットがあります。しかし、VISAデビットカードでもキャッシュバックやショッピング保険などのサービスも付帯され、以前に比べると利用しやすくなっています。またVISAと提携したことで海外ATMを利用すると現地通貨で預金が引き出せるサービスもあります。

主人があちこちでクレジットカードを作っています。たくさんクレジットカードを作ることに問題はないのでしょうか?

クレジットカードを数多く持つこと自体にはあまり意味がないといえるでしょう。それぞれサービスが違っていてメリットがあるとしても、大きなメリットを得るためには集中して利用したほうがいいからです。サービスが目的ではないとすると単なるコレクションとも考えられますが、クレジットカードは金券と考えてもいいものです。保有枚数が多くなるほど管理が難しくなり、万一不正利用されても気づくのが遅くなるというデメリットもあります。
割賦販売法が改正されて2010年には年収から生活維持費を差し引いた金額がクレジットカード利用枠の限度となることが予定されています。そのため一人で持つことができるクレジットカードも現在よりは制限されます。貸金業法改正のときもキャッシング利用枠が限度となっているカード会員には、キャッシング利用枠を無効にする措置がとられています。同様にクレジットカードのショッピング利用枠も限度オーバーの場合は減額やカード自体の無効措置が取られる可能性もあります。
今のうちにクレジットカードは適正な枚数にして不要なクレジットカードは退会したほうがいいでしょう。そうしないと本当にメインとして利用しているクレジットカードが利用できなくなるかもしれません。

家族カードの利用枠はどのように決められますか?

家族カードの利用枠は本(親)カードの利用枠の範囲内というクレジットカードがほとんどです。つまり50万円の利用枠であれば親カードと家族カードをあわせて50万円の利用ができますが、個別に利用枠は設定できないのが一般的です。SBIカードのように自由に家族カードの利用枠を設定できるクレジットカードもありますが、その場合でも合計して親カードの利用枠を超えることはできません。
利用枠が共通なので海外利用での一時増枠や増枠申請して承認された場合は、家族カードで利用できる枠も広がることになります。

家族カードの年会費は普通のクレジットカードと同じですか?

クレジットカードの家族カードは一般のクレジットカードよりも年会費の設定は低くなっています。その年会費はクレジットカード会社やクレジットカードによって違います。主なクレジットカード会社の年会費と家族会員の年会費を表にまとめたので参考にしてください。

一般カード
ゴールドカード

親カード
家族カード
親カード
家族カード

JCBカード
1,312円
420円
10,500円
1,050円1名無料

三井住友VISA
1,312円
420円1名初年度無料
10,500円
1,050円1名無料

ニコスカード
1,312円
420円初年度無料
10,500円
無料

セゾンカード
無料
家族カードなし
10,500円
1,050円

OMCカード
1,050円
315円
6,300円
1,050円

アメックス
12,600円
6,300円
27,300円
12,600円

ダイナースクラブ
15,750円
5,250円

アメリカのクレジットカード業界について教えてください

アメリカのクレジットカード業界では分業が進んでいて、ブランドを提供するブランドホルダー、クレジットカードを発行するイシュアー、加盟店の開拓を行うアクワイアラー、通信業務を行う第三者プロセッサーの4つの業者で成り立っています。日本では第三者プロセッサーを除く3つの業者の業務をクレジットカード会社一社で行っているのが一般的です。
アメリカでクレジットカードを発行する業者は金融機関がほとんどで、アメリカで発行されているクレジットカードの大半は、銀行大手のバンク・オブ・アメリカ、シティグループ、JPモルガン・チェース発行のクレジットカードと言われています。日本では銀行系の他に信販系、流通系の発行するクレジットカードも多く、その他の業種でも数多くのクレジットカードが発行されていています。
サブプライムローン問題を発端として不景気に見舞われている世界経済ですが、その発端となったアメリカのクレジットカード業界も大きな痛手を被っています。しかし一方でクレジットカード業界の内幕を暴露したドキュメンタリー映画も公開されています。この映画では経済界と政治の癒着や、金利に対して無知な学生につけ込んだクレジットカード会社の戦略や回収の実態などが描かれています。クレジットカードの支払を苦にして自殺した学生の遺族に、自殺の原因となったクレジットカード会社からダイレクトメールが届くという実話もあるようです。
日本でも消費者金融業界には同じような実態がありました。そのため貸金業法を改正して国が総量規制を行うという強硬手段を行っています。クレジットカード業界はまだ1回払いの利用が多く健全さを保っているため、割賦販売法の改正でもそれほど踏み込んだ規制は行われていません。しかし、アメリカでは思い切った規制が必要な時期かもしれません。

アメリカと日本ではクレジットカードの支払方法は違いますか?

アメリカではクレジットカードの支払方法はリボ払いに統一されています。しかし、日本ではクレジットカードではあらゆる支払方法を利用できるのが一般的です。日本のクレジットカードでは1回払い、2回払い、分割払い、リボ払い、ボーナス1回払い、ボーナス2回払いと支払方法は豊富です。この中でボーナス払いと分割払い、2回払いは日本だけの支払方法です。
ボーナス払いは給与所得者を対象にした支払方法で、賞与が定着している日本だけの支払方法となっています。また分割払いはショッピングクレジットの支払方法を応用した支払方法で、日本独自の支払方法です。2回払いは割賦販売法の対象となる支払回数が3回払いからということから生まれた支払方法でやはり日本独自のものです。
一方アメリカではリボ払いのミニマムペイメント方式が一般的です。最低支払金額以上であればいくらでも支払うことができる方式ですが、ほとんどの会員は手数料を意識せずに最低金額で支払続け、残高を増やし続けているようです。これがサブプライムローン問題による不景気と重なりアメリカではクレジットカード業界の衰退につながっています。チャージカードと呼ばれ、クレジットカードとは区別されているカードだけが1回払い(マンスリークリア)の利用ができます。チャージカードはダイナースクラブやアメリカンエキスプレスで発行される富裕層向けのカードとなっています。
日本では1回払いの利用が中心です。そのため手数料負担も少なく不景気の影響もアメリカほど受けていません。そういった意味では日本のクレジットカード会員は健全な利用を心がけています。手数料負担を少なくしてクレジットカードのメリットだけを享受しようという意識が定着しているようです。

キャッシングの方がショッピング利用よりも得な場合があると聞きましたが本当ですか?

クレジットカードのキャッシングとショッピングでは料率が3%ほどキャッシングが高いのでショッピング利用が得になるのは間違いありません。しかしショッピングクレジットは加盟店によって手数料を自由に設定できるため、通常加盟店が支払う手数料を上乗せして設定している場合があります。ショッピングクレジットを利用する場合はアドオン手数料ではなく、実質年率をよく確認しましょう。18%を超えるようであればキャッシングや無担保融資の方が金利負担が少なくなります。
さらに残金を一括して支払う場合もキャッシングなどの融資商品が得になることがあります。キャッシングは貸金業法で規制されているため、どのような名目でも実費以外は「みなし金利」として実質年率に含まれます。そのため残金を一括する場合も、事務手数料を徴収した場合には上限金利を超えることもあるので、借入日数分の金利だけを負担すればいいのです。
ショッピングクレジットは貸金業法の規制対象外で割賦販売法でも手数料の上限設定はありません。そのためクレジット会社の利益を確保するため、事務手数料や違約金の名目で自由に手数料を取ることができます。クレジット会社によっては一律未払い手数料の50%といった設定をしている場合もあるので、手数料負担はキャッシングに比べ大きくなります。一括する予定がある場合にはキャッシングを利用した方が金利負担が少ない場合があるのです。もちろんキャッシングよりも金利が引くカードローンを利用すればさらにメリットは大きくなります。
ただし、ショッピングクレジットはアドオン方式による分割払いなので、実質年率に換算するために78分法と呼ばれる計算方法で手数料の調整を行います。アドオン計算のままでは実質年率に比べてクレジット会社の取り分が少なくなるため調整するのです。この調整分はキャッシングを一括する場合と同じにするための調整なので負担が大きくなるものではありません。それ以外に徴収される手数料がキャッシングと比べて負担が大きくなります。

ゴールドカードの年会費はなぜ高いのですか?

ゴールドカードの年会費は一般的に10,500円となっています。一般カードの1,312円と比べると約8倍です。クレジットカードの年会費はサービスを提供するために使用します。クレジットカード会社の利益になることはほとんどありません。サービスの中では付帯保険がもっともお金がかかっていると思われます。保険会社に支払う保険料は基本的にクレジットカード会社が負担しているからです。
そのほかにも海外アシスタンスサービスはクレジットカード会社自体が提供していることは少なく、サービス提供会社に委託している場合がほとんどです。これにも委託費用がかかります。もちろんポイントプログラムで提供している商品などにもお金がかかるので、年会費のほとんどはサービスを提供する費用と考えていいでしょう。
ゴールドカードは一般カードに比べて提供されているサービスも充実しています。ほとんどの場合付帯される海外旅行傷害保険の保証金額も一般カードに比べて高額になっています。また空港ラウンジが無料で利用できるサービスも一般カードにはないサービスです。そのため一般カードに比べて提供するサービスの質と数が違うことが年会費の違いに現れています。年会費に比例してサービスの質が高くなっていると考えることができます。
中にはイオンクレジットのゴールドカードのように年会費無料のものもあります。年会費無料ですが羽田空港ラウンジが無料になったり、海外旅行傷害保険が自動付帯で3000万円の補償があったりと一般カードに比べるとサービスは充実しています。しかもゴールドカードの入会審査がありません。なぜこういったサービスが提供できるかというとイオンカードで年間100万円以上の利用が必要という条件があるからです。つまり年会費がない分高い利益を与えてくれる会員だけを対照にしているのです。

クレジットカードを使い続けると金銭感覚がマヒすると聞きましたがどういうことですか?

金銭感覚のマヒはそれまで使ったことがほどの大金を手にしたときなどによく起こります。お金の桁が1桁や2桁上がっても気にならなくなります。つまり今まで1万円を使うときにはいろいろ悩みながら使っていたのが、10万円使うときでも平気になってしまうのです。
クレジットカードの場合はその場で現金を支払わないため感覚がマヒすることがあります。特にリボ払いを利用すると50万円利用しても月々1~2万円程度の支払いですんでしまいます。これを勘違いして支払金額を中心に考えてしまうのです。月々2万円ならいくら使っても問題ないという考え方になると金銭感覚はマヒしている状態です。
キャッシングの場合も同様で、ATMから簡単に借入できるため預金から自分のお金を引き出している感覚になってしまう場合があります。支払いもリボ払いにすると20万円借りても1万円の感覚になってしまいます。こうなると利用枠がいっぱいになると新しいクレジットカードを申し込むことを繰り返すようになってしまいます。
こういったクレジットカードでの金銭感覚のマヒを防ぐには、1回払いを中心に利用することです。買い物の金額は1ヶ月以上繰り越さないことで手数料も節約でき、現金支払いの感覚を失うこともありません。高額な商品を購入する場合のみリボ払いや分割払いを利用します。そのときでもその利用分が完済するまでは次の高額商品の購入を控えることが必要です。リボ払いでは何度利用しても支払い金額が増えないため、金銭感覚がマヒしやすくなります。なるべく分割払いを利用した方が金銭感覚を保つことができるでしょう。

クレジットカードの歴史(日本)を教えてください

日本最初のクレジットカード会社と日本最初のクレジットカードを発行した会社は違います。クレジットカード会社としては日本ダイナースクラブが最初ですが、実際に発行されたクレジットカードは丸井のカードが日本初となっています。丸井はクレジットカード会社ではなくいわゆる信販会社であるためこういった違いになっています。丸井のカードはその後「赤いカード」と呼ばれ普及していきますが、丸井でしか利用できないハウスカードでした。
現在の日本を代表する国際ブランドを持つJCBカードが設立されたのは1961年で、設立には三和銀行(三菱UFJ銀行)、日本信販(三菱UFJニコス)、東洋信託銀行(三菱UFJ信託銀行)が関わっています。日本クレジットビューローが当時の社名で、日本信販の英訳といわれています。
1963年には日本ダイナースクラブがカードを発行開始、1966年には信販系クレジットカード会社の代表であった日本信販もクレジットカードを発行します。翌年からは毎年のように銀行系クレジットカード会社が設立されます。ダイヤモンドクレジット(DCカード)、住友クレジットサービス(三井住友VISAカード)は1967年に、ミリオンカードサービス(UFJカード)が1968年、ユニオンクレジット(UCカード)は1969年に設立されています。
信販系でも1968年にはオリエントコーポレーション、セントラルファイナンス、国内信販(楽天KC)がクレジットカードを発行、1970年にはジャックスもクレジットカードを発行します。
アメリカの歴史と比べてみると日本ではクレジットカードを発行する会社が多いことに気がつきます。これはクレジットカードを発行する会社が国内ブランドを持っているためで、アメリカでは4つの国際ブランドを金融機関が発行している形態となっています。そのためアメリカでも実際にクレジットカード会社を発行する会社は多いのですが、日本ほどブランドの数は多くないのです。日本ではブランド・イコール・クレジットカード会社という形態です。
日本のクレジットカード会社が多いのは当時の通産省の方針が大きく影響しています。地域の中小割賦販売業者を守るため、信販会社が全国展開できないように地域分割を行ったのです。そのため現在の大手の信販会社は地域別に存在し、全国展開ができるようになってからは、お互いにライバル会社として競合してきたのです。ルーツを探ると日本信販から分社した信販会社も多くあります。
現在では貸金業法改正などの影響もありクレジットカード会社の再編成が進んでいます。日本信販、UFJカード、DCカードの合併による三菱UFJニコスの設立や、ジャックスへの信販事業の譲渡が代表的な例です。他にもOMCカード、セントラルファイナンス、クオークが合併し「セディナ」として2009年4月には設立されます。クレジットカード会社の数が多すぎたというのは現在の再編成からも裏付けられます。今後は適正な数での競争が行われるでしょう。

クレジットカードの歴史(アメリカ)について教えてください

クレジットカードの発祥はアメリカなのでクレジットカードの歴史はアメリカに始まります。現在のクレジットカードの原型が考案されたのは1950年といわれています。ダイナースクラブの創設者の一人がレストランで財布を忘れたことがきっかけで、現金を持ち歩かなくてもカードとサインで利用できるシステムを考案したとされています。後にこの逸話はダイナースクラブの宣伝担当が考えたことであることが公表されています。しかしその理念はダイナースクラブの創設につながったことは間違いなく、世界で初めてのクレジットカード会社は1950年に設立されたダイナースクラブです。
1950年のクレジットカードの原型ができる前は、百貨店やガソリンスタンドで現在のハウスカードのシステムに近い形で掛け売りのシステムが運用されていました。しかし、特定の店舗でしか利用できなかったため、あらゆる業種で利用できるように考案したのが1950年のことでした。
1958年には現在のアメリカン・エキスプレスがクレジットカードの発行を開始し、VISAの前身であるバンクオブアメリカカードも設立されています。マスターカードの前身であるインターバンクカードの設立は1966年と遅く、ディスカバーカードの設立は1985年になります。ここで現在のアメリカの国際ブランドと呼ばれるすべてが設立されています。
現在のプラスティックのカードになったのは、日本ダイナースクラブの設立がきっかけと言われています。それまではカードと言っても紙製の小冊子の形態で、利用金額や日時を記載していたものでした。日本ダイナースクラブが1960年に設立されたときにプラスティック製のカードを考案し、それが世界中に広まったと言われています。
現在ではクレジットカードの機能は多様化し、種類も豊富になっています。今後は記憶容量が大きなICカードが中心となり、さらに機能面では強化されていくことでしょう。

クレジットカードの平均所有枚数について教えてください

クレジットカードは現在複数持っているのが当たり前のようになっていますが、実際に利用しているクレジットカードはメインカードの他にサブカードとして1,2枚利用するのが一般的ではないでしょうか。それ以上クレジットカードを利用するのは管理も大変になり、複数の支払が重なると返済も難しくなる場合があります。
日本で発行されているクレジットカードの枚数は、日本クレジット産業協会の調査では平成19年で3億枚を超えています。一方で日本の総人口は統計局の推定では平成19年10月で1億2777万人となっています。単純計算では一人あたり2.3枚ですが、これにはクレジットカード発行の対象外の人数も含まれています。同じ統計局の人口推計月報(平成20年9月)で、年齢別の人口を調べてみました。18歳未満というくくりになっていなかったので、20歳から74歳までの人口を計算すると約9000万人となります。これで平均枚数を算出すると3.3枚という数字になります。
クレジットカードの発行枚数には相当数の休眠カードが含まれています。クレジットカードの利用率はよくて60%程度と言われています。つまり3億枚発行されていても使われているのは1.8億枚で、9000万人で割るとちょうど2枚という数字になります。現在のところ日本での平均保有枚数は約3枚で、利用しているクレジットカードの平均枚数は2枚ということになります。