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クレジットカードの入会条件

クレジットカードは会員制のサービスであるため入会条件を満たした人しか入会することができません。入会条件はクレジットカード会社、クレジットカードのグレードによって違っています。一般的なクレジットカードでは「高校生を除く18歳以上」が原則となっています。クレジットカードに入会するのは法律行為なので、原則的には20歳以上でなければ入会できませんが、親の承諾があれば未成年でも入会可能です。しかし、支払い能力が必要であるため一般的に就業している18歳以上を入会条件としているのです。
年齢以外では「電話連絡が可能」「安定した収入がある」「日本に居住している」といった条件が付く場合もあります。電話連絡ができなければ意思確認や支払遅延の場合督促もできず、事務的な連絡もすることができないため電話連絡可能なことが入会条件となっています。「収入が安定している」という条件は返済能力があることが必要であり、「日本に居住している」という条件は電話連絡と同様にさまざまな連絡がとりやすいことが主な理由です。
ゴールドカード以上のグレードではさらに入会条件は厳しくなります。年齢も25歳以上で安定した継続的収入が条件となり、場合によっては最低の年収も明記されていることがあります。年会費も高いうえ、カード利用枠も大きくなるためより収入面での条件が厳しくなっています。

個人情報の利用目的

個人情報保護法では個人情報の利用目的に関して次のような規制を行っています。
1.利用目的の特定、利用目的による制限(15条、16条)
・個人情報の利用目的をできる限り特定する
・特定された利用目的の達成に必要な範囲を超えた個人情報の取扱を原則禁止する
2.適正な取得、取得に際しての利用目的の通知等(17条、18条)
・偽りなど不正な手段による個人情報取得を禁止する
・個人情報を取得した際に利用目的の通知又は公表を行う
・本人から直接個人情報を取得する場合、利用目的を明示する
これらの規制に従ってクレジットカード会社でのクレジットカード申込書に個人情報の取り扱いに関する承諾事項を記載して申込者の承諾を得ています。クレジットカード会社の個人情報利用の目的は、主に与信審査やサービス提供となります。こうした利用目的も申込書やカード会員規約に詳細が記載されています。

アメリカン・エキスプレス(グリーン)の概要

カード発行会社
アメリカン・エキスプレス・インターナショナル

申込基準
年齢が20才以上の方。
日本国内に定住所をお持ちの方。
日本国内で定職、定収入をお持ちの方。
他のクレジットカードやローン等の支払がある場合、延滞無くお支払の方。

年会費
12,600円(家族カード6,300円)

利用限度額
個別設定

支払方法
支払方法 一回払、分割払い、ボーナス一括、リボ払い(コンパニオン・カードの申込が別途必要)

支払日
利用代金明細書に記載

ポイントプログラム
「メンバーシップ・リワード」
・ショッピング利用100円で1ポイント付与
・還元率0.5%
・有効期限3年(一度商品交換すると無期限)
・提携航空会社のマイルに移行可能

付帯保険
・海外旅行傷害保険
死亡・後遺障害5000万円 治療費用100万円 賠償責任3000万円
携行品損害年間100万円 救援者費用年間200万円
自動付帯は最高90日までの補償ですがカード決済の場合は90日を超えて補償を受けることができます。
・国内旅行傷害保険
死亡・後遺障害5000万円
カード決済条件付
・オンライン・プロテクション
ネット上の不正利用による損害を補償
・リターン・プロテクション
商品の返品を加盟店に拒否された場合購入から90日以内であればアメックスに返却することで購入代金が返却されます。
・ショッピング・プロテクション
国内外でカード決済により購入した商品の損害を年間500万円まで90日間補償

その他サービス・機能
・空港ラウンジサービス
国内14ヶ所 海外2ヶ所(ハワイホノルル、韓国仁川)
・手荷物無料宅配サービス
海外旅行からの帰宅時に空港から自宅までスーツケース1個無料配送
・無料ポーターサービス(成田、関西国際空港)
出発時、帰国時にバス停などからカウンターや到着ロビー間を専任スタッフが荷物を運びます。
・空港クロークサービス(中部国際空港)
空港内手荷物預かり所が無料
・海外携帯電話レンタル割引(成田、中部、関西国際空港)
事前予約によりレンタル料半額、利用料10%オフ
・メンバーシップ・トラベル・サービス
格安航空券の手配からホテルの手配まで旅行に関する各種の手配をサポート
・トラベル・オフィス・サービス
世界140カ国、2200ヶ所で旅行先での旅をサポート
・グロ-バル・ホットライン
海外旅行先でのレストランの予約や医療機関の紹介などを日本語でサポート

ブランド
アメリカン・エキスプレス

【特長】
・一般カードだが他社のゴールドカード以上のサービスを提供
・海外旅行傷害保険5000万円自動付帯
・ショッピング保険は500万円まで補償
・リターンプロテクションで加盟店が返品拒否でも対応
・ポイントは一度商品交換すると有効期限なし
・空港ラウンジは国内以外にもホノルル空港韓国仁川空港も無料
・海外旅行向けサービスが豊富なT&Eカード

管理台帳

クレジットカード会社が督促業務を行う場合に、督促する基本情報や交渉の記録などを記載した管理台帳を作成します。この台帳には個人を特定する情報のほかに、遅れの記録もあるため個人信用情報として取り扱われます。以前は紙の台帳が一般的でしたが、現在ではコンピュータ内にデータとして取り込み、督促業務はオンラインで行い、必要な場合のみプリントする仕組みとなっています。
管理台帳は基本的に持ち出しは禁止ですが、督促業務のひとつに直接訪問して交渉する渉外督促があります。この場合は鍵のかかるケースなどに保管して社外に持ち出すことがあります。あるクレジットカード会社で渉外督促の帰りに管理台帳を紛失するという事故があってからはより厳重な保管が義務付けられています。

個人信用情報

個人信用情報は個人情報の中でも、信用にかかわる重要な情報のことを言います。一般的な個人情報は氏名や住所、生年月日、電話番号といった個人を特定する情報ですが、個人信用情報はクレジットの利用状況や残高、遅れの記録といったプライバシーにかかわる情報のことです。個人信用情報が漏洩した場合、単なる個人情報が漏洩した場合よりも被害が大きくなる可能性があります。クレジットカード情報も含まれるため悪用される危険があるからです。
そのため一般の個人情報は業務委託により委託業者に預けることがありますが、個人信用情報に関してはクレジットカード会社の社内で保管し、業務委託することはほとんどありません。より厳重な保管体制となっているのです。

個人情報に関する承諾事項

クレジットカードを申し込みするためには個人情報の取り扱いに関して承諾をする必要があります。この承諾がなければクレジットカードを作ることはできません。クレジットカード会社ではカード会員の個人情報について取得、利用目的、保有、提供などに制限があります。しかし、必要な範囲で個人情報を利用したり提供したりする必要があるので事前に申込者から承諾を得る必要があるのです。個人情報保護法では基本的に本人の承諾なしには個人情報は利用することはもちろん、取得することもできないからです。
クレジットカード申し込み時に個人情報に関しての承諾事項には、個人情報の取得・保有・利用があります。対象となる情報には申込書に記載された個人情報と、クレジットカード利用の残高や利用状況、添付資料や住民票も含まれます。これらの情報は与信とその後の管理やサービス提供、宣伝活動に利用が限定されています。
また個人信用情報機関への登録も承諾事項の一つです。これらの承諾事項に不同意の場合はそれを理由に却下されることはないとしていますが、現実的にはネット申し込みで不同意とした場合には先に進むことができず、クレジットカード申し込みは不可能です。

カウンター申し込み

クレジットカードを申し込みする方法のひとつにカウンターで申し込みする方法があります。百貨店などにあるクレジットカウンターやクレジットカード会社の支店にあるカウンターで直接申し込み用紙を記載してその場で提出する方法です。この場合は郵送に比べて直接届けることができるのでカード発行までの期間が短縮されます。またカウンターではクレジットカード会社の社員が応対してくれるので、記入ミスや記入漏れはその場で修正・加筆ができます。また記入方法のアドバイスも受けることができるので、記載方法や内容についても的確に記入することができます。
カウンター申し込みのデメリットとしては近くにカウンターがない場合、時間と交通費がかかるという点です。特殊な例としては特設カウンターで申し込みをする場合があります。これは主にイベント会場や展示会場などに設置されるカウンターで、クレジットカードを申し込みするとその会場で利用できる商品券や割引券などがもらえる特典がつくことが多いのでメリットがあります。
イベント会場で特典目当てに入会した場合は休眠カードとなる可能性が高くなります。休眠カードはクレジットカード会社にとってもカード会員にとってもメリットはありません。目先のメリットではなく本当に必要なカードかどうかを考えて申し込むことが大切です。

個人カード

基本的にクレジットカードは個人が発行対象となりますが、法人カード(コーポレートカード)と区別する場合には個人カードと呼ぶことがあります。個人を対象としているクレジットカードはカード会員以外は利用することができません。家族であっても利用できないため、サービスの一環として家族カードを発行しています。そのためクレジットカードを第三者に貸したり譲ったりする行為もカード会員規約で禁止されています。
クレジットカード会社がカード会員に対して貸与や譲渡を禁止しているのは、クレジットカードの所有権はクレジットカード会社にあるからです。さらにクレジットカードをクレジットカード会社の所有にしているのには理由があります。もし所有権がクレジットカード会員にあれば、自由に転貸や譲渡ができることになります。その場合はクレジットカード利用代金の請求先がクレジットカード会社にはわからなくなります。それを防ぐ意味でクレジットカード本体の所有権をクレジットカード会社にしておく必要があるのです。他人の所有物は勝手に処分できないからです。

期限の利益

期限の利益はクレジットカードやキャッシングの支払を分割で行うことができる権利のことを言います。正常に支払している場合は分割で支払う権利は保証されますが、支払を遅延した場合には期限の利益が失われ、一括で弁済する義務が生じます。キャッシングの場合は期限の利益は1日でも遅れた場合に失うことが会員規約に明記されています、ショッピングの場合は20日以上の支払期限を設けた督促状を発送し、それでも支払がない場合に期限の利益を失います。この場合は期限に1日でも遅れたり、1円でも不足している場合も期限の利益を失います。
クレジットカード会社では法律的な手続きをする場合には、まず期限の利益を喪失させることが必要となります。期限の利益を喪失させて初めて裁判所に支払督促の申し立てをすることができるのです。支払督促の申し立て後、異議の申し立てがなければ最終的に強制執行をすることができる「債務名義」が確定します。

口座振替

日本ではクレジットカードの利用代金を支払う手段は口座振替が中心となっています。口座振替は金融機関の口座から毎月一定の支払日に自動的に引き落としされることをいいます。そのため「自動引き落とし」や「自動引き去り」とも呼ばれています。アメリカでは個人が小切手を利用することが定着していて、クレジットカード発行会社も金融機関が多いことから、直接銀行に行って小切手で支払うのが一般的なようです。
口座振替は基本的にクレジットカード会社の都合によって決められた支払方法です。口座からの引き落とし結果は振込用紙などで支払った場合よりも早くわかるため、支払遅延者に対して督促が早く行えるというのがその理由です。クレジットカード会員にとっても支払いのために金融機関に足を運ぶ必要もないため便利な支払方法です。
しかし、一方で返済日が固定されているため、そのまま利用していると確実に1か月分の手数料や金利がかかってしまうというデメリットもあります。特にキャッシングは金利が高いためなるべく早期に支払うことで金利負担を軽減する必要があります。資金に余裕ができたときには口座振替ではなくATMなどを利用して一括返済することも必要です。

救援者費用

クレジットカードに付帯されている海外旅行傷害保険には救援種費用の補償が付いているのが標準的です。補償の対象となるケースは保険の対象者が海外旅行先で死亡、遭難、ケガなどで入院した場合で、家族が現地に渡航する費用が保険金として支払われます。補償金額は一般的に50万円~200万円の範囲で設定されていて、入院の場合は3日以上が対象となり救援者は3名までというのが標準の補償です。

携行品損害

クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険で標準的に補償されているのが携行品損害補償です。海外旅行先でカメラなどの携行品が盗難にあったり、壊してしまったりといった場合に保険金が支払われます。ショッピング保険でも同様の補償を受けることができますが、クレジットカードで購入した商品に限られます。海外旅行傷害保険の携行品損害補償では、海外旅行先に限定されますが、クレジットカードで購入していない携行品も対象になる点に違いがあります。
補償の限度額はクレジットカードによって違いますが、20万円~100万円が標準的です。他の補償と違い年間で補償金額が設定されているため、保険申請するたびに限度額は減少しますが、1年経過すると限度額が元に戻る仕組みです。補償内容を確認するときには記載されている金額が1年間の限度額なのか、1回あたりの限度額なのかも確認する必要があります。一般的には1年の限度額が記載されています。また免責金額が設定されているケースがほとんどで、一般的には3,000円が自己負担となります。

コンビニ払い

クレジットカードの利用代金をコンビニATMや振込用紙を利用して支払う方法をコンビニ払いと呼んでいます。返済方法の一つとしてコンビニATMが利用できるクレジットカードは、自由返済方式のカードなどに限られていいますが、リボ払いの内入れなどは一般のクレジットカードでも利用できる場合があります。
コンビニ振込用紙を利用したマイルを貯める裏技がありましたが、現在ではクレジットカード会社の利益を阻害するため利用できなくなっています。Edyチャージをしたクレジットカードの利用代金をさらにコンビニ振込用紙を利用してEdyで支払うというもので、1円も使わずにポイントを貯める方法ですが、こういったカード会員だけが得をする方法は、すぐに対策が講じられて利用できなくなります。クレジットカードのシステムは会員・カード会社・加盟店のすべてにメリットがあることで成立しています。この原則が崩れるとクレジットカード自体の存続にも影響することになるので、最終的にはカード会員の不利益になります。

コミュニティカード

コミュティカードは地域密着型のクレジットカードで、特定地域の商店街など限られた範囲でしか利用できないクレジットカードのことです。しかし、地域に密着したサービスを提供しているため、汎用的なサービスを提供するクレジットカード会社のプロパーカードに比べるとメリットがあるケースも多い。全国で使えるカードを国内(ナショナル)カード、海外でも使えるカードを国際(インターナショナル)カードと呼んでいます。

コンシェルジュ

コンシェルジュはフランス語で「アパートの管理人」という意味ですが、それが転じてホテルの宿泊客のあらゆる要望に応える職業のことを指すようになりました。さらにコンシェルジュは顧客の問い合わせや要望に対応する部署として、ホテル以外の業界でも多く取り入れられ、コンシェルジュ・サービスという言葉も生まれています。
クレジットカード業界でもこのコンシェルジュ・サービスが提供されていて、特にプレミアムカードと呼ばれる最上位のクレジットカードでは24時間・365日対応でカード会員の要望に応えるサービスが充実しています。

コ・ブランドカード

特定の営利団体と提携して発行するクレジットカードで、提携カードの一種です。クレジットカード会社と提携先のブランドが併記されるため、この名称となっています。提供されるサービスはクレジットカード会社と提携会社が両方行うため、カード会員にとってはプロパーカードよりも充実したサービスを受けることができます。自分が求めるサービスで選ぶことができるので、サブカードとして利用されることが多いカードです。
同じ提携カードでも営利企業ではなく非営利団体と提携した場合には「アフィニティカード」と呼ばれています。

個人信用情報機関

個人信用情報機関は信販会社、消費者金融業者クレジットカード会社、銀行、リース会社、保証会社など与信業務を行っている会社を加盟会員として、各社の会員情報を収集し提供することで適正な与信業務をサポートしています。また、過剰な与信を押さえることで多重債務者発生の防止をすることも個人信用情報機関の設立目的の一つとなっています。個人信用情報機関の業務には消費者向けのものもあり、登録情報を開示することや本人申告によるコメントを加盟会員に提供することも業務として行っています。
与信会社の業態により銀行系、クレジット系、消費者信用系の個人信用情報機関がありますが、業態に関係なく加盟できる個人信用情報機関も存在します。銀行系の個人信用情報機関は「全国銀行個人信用情報センター(KSC)」で、銀行とその関連会社加盟が制限されています。クレジット系の「CIC」は現在では一部消費者金融業者も加盟しているので、KSCほど門戸を閉ざしているわけではありません。「CCB」は外資系の消費者金融会社が母体でしたが、現在では業態に関係なく加盟できる個人信用情報機関となっています。
消費金融系の「全国信用情報センター連合会(全情連)」は前述の3社とは機構が違い、全国各地にある個人信用情報センターを統轄する組織として存在しています。全情連の傘下には「テラネット」がありますが、本来は全情連が他業種の加盟を受け付けていなかったため、クレジット系でも加盟できるように設立した個人信用情報機関です。ところが現在は全情連もクレジットカード系に加盟を認めるようになっているので、同じ傘下にある「アイネット」と「日本情報センター(JIC)」を合併し、貸金業法で定められた指定信用情報機関となる役割を担っています。
KSCとCIC、全情連はネガ情報だけをCRINというシステムで情報交流しています。全情連はCRINでの情報交換のためにJICを設立しましたが、テラネットとの合併により現在ではテラネットがその業務を引き継いでいます。CRINの目的は多重債務者の発生防止ですが、ネガ情報だけの交流ではその目的は達成することができていません。
貸金業法が改正され2010年までに設立を義務づけられた「指定信用情報機関」は、貸金だけの情報に限られますが、すべての貸金業者が加盟して情報を共有するために制定されたものです。同じく貸金業法に新しく規定された、年収の1/3までの貸付を限度とする条項(総量規制)を有効にするために設立を義務づけたという経緯もあります。年収の1/3までの貸付制限を守るためには申込者の貸金残高を正確に把握する必要があるからです。
割賦販売法も改正案が国会を通過したため2009年12月までに施行される予定ですが、割賦販売法でも「指定信用情報機関」の設立を義務づけています。この指定信用情報機関の設立は交付から2年6ヶ月以内となっているため、2010年12月までには設立する予定です。また貸金業法での指定信用情報機関に登録することを前提に、テラネットとCCBが業務提供を発表していて、将来は合併の可能性も高いようです。これら一連の動きから個人信用情報の業界もクレジットカード業界や貸金業界とともに、再編成が進んでいるようです。

国内(ナショナル)カード

日本国内でしか利用できないクレジットカードを国内カードと呼んでいます。VISAやJCBブランドは国際ブランドとなっているので、三井住友VISAカードやJCBカードには実質的に国内だけでしか利用できないカードは存在しません。国際ブランドを持たない日本のクレジットカード会社が発行するクレジットカードの中に国内カードがありますが、現在では発行枚数は少なくなっています。
国内カードには海外旅行傷害保険などの海外旅行向けサービスが付帯されないため、年会費も国際カードに比べて安くなっています。しかし、オンライン申込は国際カードだけを受け付けている場合が多く、国内カードを申し込むためには直接クレジットカード申込書を記入して、国内カードを選択してから申込する必要があります。また国内カード自体発行していないクレジットカード会社もあります。
流通系の自社カードは基本的に自社店舗だけで利用するために発行されているので、国内カードとなるケースが多くなります。しかし、カード発行をクレジットカード専業会社に委託している場合は、国際ブランドも付与した国際カードとなることが多いようです。

国際カードビジネス協会(ICBA)

1988年7月に創設された団体で、国際カードビジネスの健全な普及や発展を図ることを目的としています。設立にはクレジットカード会社だけではなく百貨店・メーカー・専門店・金融・保険・サービス業などの企業も関わっています。クレジットカード周辺ビジネスの共同開発や国際カードの運営に関わる業務の共同処理を行ったり、協会員の社員やカード会員に対するクレジットカードの広報・啓発活動も行ったりしています。

公共料金

一般的に公共料金は「利用者がサービス・商品の対価として支払う料金のうち、法令に基づき、国会、政府及び地方公共団体がその水準の決定や改定に直接関与するもの」という定義付けがされています。
具体的に政府が料金改定などの関与するものには、郵便料金・電気料金・都市ガス料金・鉄道運賃・バス運賃・タクシー料金高速道路料金などがあります。
しかしクレジットカードの利用で「公共料金利用はポイントが2倍」といった場合には前述の定義によるものではなく、毎月課金される料金といった程度の意味になります。そのため実際には公共料金ではなくても携帯電話料金やプロバイダー料金、新聞代なども対象に含まれる場合があります。

契約手数料

金銭消費貸借では金利以外に徴収する手数料も金利の一部として見なされますが、例外として利息制限法の上限金利を超えない利息で貸付する場合は、印紙代・抵当権設定費用・公正証書作成費用などは契約手数料として徴収することが認められています。

黒伝

キャンセル伝票を赤伝と呼ぶのに対して、通常の伝票を黒伝と呼ぶことがあります。黒いボールペンなどで記載するため黒伝と呼ばれていますが、「赤黒」と呼ばれる事務処理もあります。はじめに赤伝を入力してさらに黒伝を入力することからこう呼ばれていますが、請求内容を間違えた場合の修正処理のこと指します。つまり赤伝でいったんキャンセル処理をしてから、黒伝で正しい請求内容を反映させるのです。

クレジットリスク(リスク)

消費者信用では無担保が原則であるため、「信用」を担保として貸付や立て替え払いが行われています。そのため貸倒が発生して不良債権となる危険があります。これをリスクまたはクレジットリスクと呼んでいます。ショッピングクレジットなどの立て替え払いでは、加盟店からこのリスクも含めて買い取りをするため、加盟店手数料にはリスクの買い取り代という意味もあります。

クレジットバウチャー

クレジットバウチャー(Credit Voucher)は日本のキャンセル伝票を意味します。日本ではクレジット伝票を取り消す伝票をキャンセル伝票、赤伝と呼んでいます。海外では通常伝票を「セールススリップ」や「セールスドラフト」と呼び、キャンセル伝票はクレジットバウチャーと呼んでいます。

クレジットスリップ

クレジットスリップ(Credit Slip)は海外利用の場合に使われる用語で、返品・返金用の伝票のことを言います。

勤務年数

勤務年数は収入を判断する上では重要な審査項目です。クレジットカード申込書には年収を記載する欄がありますが、それを証明する資料が添付されるわけではないので、勤務年数によって年収をある程度判断することになります。勤務年数が短いにも関わらず高い年収が記載されている場合などは、勤務先の内容と合わせて総合的に年収の妥当性を判断することになります。
自営業などの場合は勤務年数の判断は難しくなります。年齢などでは適正な勤務年数は判断できないからです。そのため自営業の場合は会社勤めに比べると、短い勤務年数では審査を通過することは難しくなります。会社に勤めている場合、勤務年数1年で審査対象になるとすれば、自営業の場合は少なくても3年以上の営業年数が必要です。

勤務形態

勤務形態には正社員、パート・アルバイト、契約社員(嘱託社員)、派遣社員などがあり、クレジットカード審査上は正社員が有利ですが、それ以外の雇用形態にはそれほど差はありません。正社員以外の場合はクレジットカードが発行されても利用枠はそれほど大きなものは与えられず、基本的には10万円の利用枠となります。勤務形態は雇用形態と同じ意味で、雇用年数が決められていない正社員は安定性が高いと判断され審査上有利となるのです。

勤務先

給与所得者はクレジットカード審査では比較的収入が安定していると判断されやすく有利ですが、同じ給与所得者でも勤務先によって与信には大きな差があります。上場企業や公務員であればもちろん有利となりますが、勤務先が良好であれば審査を通過するというものではありません。すべての審査項目は最終的な審査判断をするための要素の一つであって、一つの審査項目だけで審査結果が決定するわけではないからです。勤務先が良好でもクレジットヒストリーに問題があれば審査は却下されることもあります。これは医者や弁護士といった特殊な職業に就いていても同じです。
勤務先の経営状態についてはそれほど詳しく調べることはありませんが、少なくても申込時点で勤務先が実在し営業活動を行っているかは判断しなくてはいけません。電話一本と電話番がいるだけの実態のない会社も中には存在するからです。在籍確認には申込者の在籍だけではなく、会社の実態も確認する目的があります。電話帳にも電話番号が記載されていないような勤務先では、実際に存在していたとしても営業年数が短いことは明らかなので、審査にマイナス影響を与えます。

金銭消費貸借契約

民法では契約の形態を13種類に分けてそれぞれ規定していますが、その中で「同じ種類のものを同額返す」契約のことを消費貸借契約と規定しています。借りた物は消費してしまうため全く同じ物を返すことはできないので、同じ種類の物を返すことになります。お金の貸し借りに関する契約はこの消費貸借契約に当てはまるので、「金銭消費貸借契約」と呼ばれています。
消費者金融業者からの借入やクレジットカードでのキャッシングも金銭消費貸借契約となります。この契約では1日でも支払が遅れた場合にはすぐに期限の利益を喪失するという条項があります。つまり1回でも遅れた場合、残金全額を請求できる権利が貸した側にあるのです。そのため金銭を借入した場合には特に支払が遅延しないように注意することが重要です。

居住年数

居住年数はどれだけ長く居住していたかという年数を表しますが、居住形態としては不利な賃貸物件に居住していても居住年数が長ければ安定していると判断されます。居住年数や居住形態はそれだけでは審査判断の結果を決定づける要素ではなく、他の審査項目との総合的な判断として利用されています。引っ越したばかりで居住年数が短くても、持ち家であればその後の居住は安定していると判断できるからです。