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多重申し込み

クレジットカードを短期間に複数申し込みをすることを多重申し込みと呼んでいます。多重申し込みの場合は申込者の属性にかかわらず却下されることが多くなります。クレジットカード審査をする側では複数のクレジットカードに申し込みする行為は、キャッシングの必要に迫られているか、クレジットカード申し込みに計画性がないと判断する材料となります。
まったく同時に2種類のクレジットカードを申し込む場合にはそれほど影響はありません。最初に受付したクレジットカード会社では2枚目の申し込み情報はわからない上、CICなどの申し込み情報は即日反映するわけではないので2社目も1枚目の申し込み情報を把握できない可能性があるからです。
しかし、申し込み情報は6ヶ月間は記録されるので、2枚とも却下されてからさらに複数の申し込みを行うと、過去2回の申し込み情報が反映しているので、属性に関係なく却下される可能性も高くなります。この場合は6ヶ月以上期間を空けてから1枚ずつ申し込む必要があります。
割賦販売法の改正案が国会を通過し2010年6月までにはほぼ完全施行されます。この割賦販売法の改正ではクレジットカード審査にも規制があり、総額100万円以上の利用枠になる場合(同じクレジットカード会社では50万円)は、年収から生活維持費を差し引いた金額が利用枠の限度となります。これまでの経緯からこういった規制は、クレジットカード業界の自主規制により前倒しで行うことが多いので施行前に実施される可能性は高いでしょう。そうした場合多重申し込みは、ますます却下される可能性が高くなると考えられます。
クレジットカードはいくらでも持てる時代は過ぎています。これからは本当に必要なクレジットカードを選んで、自分の年収に合わせた枚数を持つことが求められます。

大車輪

大車輪は消費者金融からの借り入れや、キャッシングなどの返済を他社から借り入れて返済することを繰り返して行うことを言います。つまり返済のために借り入れすることを繰り返すことで、多重債務になった人が陥る状態です。根本的に元金を減らさなければ借金は解決しませんが、この大車輪では元金を据え置いて金利だけを支払い続けるため根本的な解決にはなりません。
クレジットカード会社によっては同じクレジットカードのキャッシングで大車輪ができたこともありました。20万円を1回払いで借りて、請求日までに同じクレジットカードで20万円借り入れすることができたのです。なぜこのようなことができたかというと、当月の請求が確定した時点で残高としてはゼロとなり、借り入れ枠が復活するシステムになっていたからです。しかし、現在では前月の請求金が引き落としになるまでは借り入れ枠が復活しないようにシステムが変更されています。
1週間無利息といったシステムを利用して大車輪を行う場合もあります。A社で利息がかからない1週間だけ50万円借り入れして、1週間後に他社から50万円借り入れして返済します。A社の返済をまたB社から借り入れるということを繰り返しますが、多少支払い金利負担が下がるだけで元金が減らないことには変わりはありません。少しずつでも元金を減らしていけば効果はありますが、こういった借り入れをしている状態は他の借り入れも多いため元金を支払う余裕がないのが現状です。大車輪は一時しのぎで根本的な解決にはならないので、早めに専門家に相談して債務整理を行うことが得策です。

代引き(eコレクト)

代引きは主にネットショッピングで利用される決済方法です。商品の発送を先に行い、代金と引換えに商品を引き渡す方法です。利用する側としては商品の未着を防ぐことができるので便利なシステムですが、現金を準備する手間がかかります。
最近では佐川急便がeコレクトという名称で代引き時にクレジットカードが利用できるサービスを行っています。携帯できる端末機を使用して現金の代わりにクレジットカード決済ができるシステムです。その場でオーソリゼーションを行うので、ネットショップにクレジットカード情報を伝えたくない人にはお勧めの決済方法です。

電子マネー

電子マネーは特定の場所だけで利用できる仮想貨幣で、前払い方式と後払い方式があります。最近ではICチップを利用した多機能化が進んでいるため、カード方式だけではなく携帯電話などICチップが搭載できれば何にでも応用が可能です。従来のプリペイドカードと違いチャージして繰り返し利用できる点やクレジット機能により後払いができることがメリットです。
前払い方式の電子マネーとしてはコンビニやスーパー、ネットショップなどで利用できる汎用型のEdyが有名です。お金として利用ができるため加盟店であればどこでも利用することができます。suicaやPASMOは鉄道会社が発行する電子マネーの一種で用途は限定されますが、通勤に利用する場合には便利な電子マネーです。クレジットカードに搭載した場合には後払い方式によりオートチャージをすることができます。残高が一定の金額以下になるととクレジット機能により自動的にチャージされるため、前払い方式と後払い方式の融合ともいえます。
後払い方式の電子マネーはクレジットカード会社が開発した電子マネーで、4種類あります。iDはNTTドコモと三井住友VISAカードの共同開発した電子マネーです。同じVISAでもVISAグループではVISA TOUCHを採用していますが、これは三菱UFJニコスが開発したSmartplusのシステムを応用したものです。JCBカードはQUICPayを開発していますが、いずれも機能は同じで、持っているクレジットカードによって利用できる種類が違うというだけです。前払い方式と違う点はチャージが不要という点とクレジットカードが必要ということです。クレジットカードを持っていることが条件で、携帯電話や子カードとして発行されるICカードに機能が搭載できます。

提示割引

提示割引はクレジットカード会社が提供しているサービスで、クレジットカードを利用しなくても見せるだけで割引を受けることができるサービスです。クレジットカードが普及する前はクレジットカード会社が会員獲得の手段として提供していたサービスですが、現在では流通系クレジットカードなどが親会社の集客目的で提供しているケースもあります。
たとえばイオンカードでは会員向けに毎月20日と30日はジャスコやマックスバリューで5%割引になりますが、カードを利用しなくても提示するだけで割引が適用になります。またP-ONEカードはワーナー・マイカルシネマズでクレジットカードを提示すると300円割引になります。映画館によっては複数のクレジットカードで提示割引を受けることができるところもあります。自分が持っているクレジットカードのホームページを確認すると、提示割引ができるサービスがあるかもしれませんので活用してみましょう。

問い合わせ業務

クレジットカード会社ではカード会員からの問い合わせは各支店で行っていましたが、現在ではコールセンターといった名称で全国の問い合わせを集中して受けるようになりました。こういったセンターは業務委託している場合もありますが、クレジットカード会社で運営しているケースもあります。クレジットカードに関する問い合わせはクレジットカードのサービス、加盟店、支払いなど多岐に渡りしかも1回の問い合わせで複数の違った質問を受けることも多いため、業務委託することが難しいこともあります。
問い合わせ担当部署では各部署と連動して業務を行うことが多いため各部署でも問い合わせの内容を把握する必要があります。そのため問い合わせの内容は記録され各部署で参照できるようになっています。業務担当者はやはり派遣社員が大きな比率を占めますが、他の部署に比べクレジットカード業務に関するあらゆる知識が必要になります。そのため長期に雇用されるケースが多いようです。

督促業務

督促業務はクレジットカード会社に限らず与信業者にとっては営業と同様に重要な業務のひとつです。いくら営業で売上げが伸びても回収できなければ利益に結びつかないからです。しかし、支払いが遅れている人を相手に交渉することは難しく、規制も厳しくなっているため簡単には回収に結びつかないのが現状です。
督促業務は遅れの度合いによって担当者が違います。早期の遅れの場合はオートコールシステムを利用してアルバイトや派遣社員が督促を担当します。早期の遅れは単純な勘違いで遅れている場合も多く、それほど突っ込んだ督促は必要がありません。ほとんどの場合は遅れの事実と支払方法などを伝えるだけですみます。もし難しい質問などがあれば社員と交代することもできます。
3ヶ月以上の遅れの場合は社員やベテランのアルバイト社員が担当します。それ以上の遅れや弁護士が介入した債権、法手続きが必要な債権などは専門の社員が担当することになります。
督促業務の時間帯は貸金業法で規制があり午後9時から午前8時までは督促行為ができません。またアルバイトなどは連絡がよく取れる夕方から夜までの時間だけ仕事をすることも可能です。この時間帯が最も督促の効率がいいため督促する人数が多いほどいいからです。

ダイナースクラブ・プレミアムカード

ダイナースクラブでは同じ国際ブランドのVISAやマスターカードと違い、自社でも2種類のプロパーカードを発行しています。入会申込が可能なダイナースクラブカードと招待制によるプレミアムカードがその二つです。年会費は10万円と言われていてプレミアムカードとしてはそれほど高額な年会費ではありませんが、サービスは充実しているようです。
海外旅行傷害保険・国内旅行傷害保険の補償金額は死亡・後遺障害で1億円となっていますが、サービスの詳細は公式には公開されていません。ダイナースクラブの名称通り高級レストランや料亭などの予約などのサービスには定評があるようです。
マイルを貯めるにはプレミアムカードはマイレージカード並みに効果的といわれています。交換率がマイレージカード並みである点と100万円の利用でボーナスポイントが100ポイント付与されます。通常のポイントが1万円で1ポイント付与されるのであわせて200ポイントは20,000マイルに相当します。ただし、99万円ではボーナスポイントは付与されないのでやはり富裕層向けのカードであるようです。

治療費用

クレジットカードに付帯されている海外旅行傷害保険の中に治療費用があります。死亡・後遺障害の補償対象には病気によるものは含まれませんが、治療費用は疾病(病気)と傷害の両方が補償されます。海外旅行傷害保険の中でも治療費用はよく適用される補償です。海外旅行中の病気やケガで治療を受けた場合には地域によって日本では考えられない費用を請求されることがあります。こういった場合には治療費用の補償があれば安心して治療を受けることができます。
海外では基本的に現金で治療費用を支払わなければ治療自体を受けることができません。保険が適用される場合でも一時的に現金が必要となるのが一般的です。クレジットカード決済ができる病院も多いので必ずしも現金が必要なわけではありません。また治療するための現金が不要なキャッシュレスサービス付きの補償もあります。海外旅行前に補償内容は十分に確認しておきましょう。

督促業務(債権管理業務)

与信を行っている会社に必ず存在するのが督促業務で、債権を正常な状態に戻す業務であることから債権管理業務とも呼ばれています。与信業者は信用を担保としてお金を貸し付けたり、商品代金の立て替えを行ったりするため、支払が遅延するというリスクを負うことになります。支払が遅延した場合に督促を行って、遅れのない正常な状態にする業務が督促業務です。
督促業務では債権は遅れの度合いによって分類され、それぞれ専門の担当者が督促業務などを行います。
・1ヶ月未満の遅れ
・3ヶ月未満の遅れ
・3ヶ月~6ヶ月未満の遅れ
・6ヶ月以上の遅れ
・1年以上の遅れ
与信会社によって分類は違いますが大まかに上記のような分類がされ、督促担当者が決められます。遅れが解消しない場合には遅れの段階が次第に上がっていくので、担当部署もその都度変わることになります。3ヶ月以上の遅れになると法律的な手続がとられることになり、担当部署が大きく変わります。
遅れの度合いに関係なく、また遅れのない場合でも弁護士が介入して債務整理をする場合や、破産の申し立てをした債権はその後督促ができなくなるため、別に管理する必要があることから移管債権と呼ばれることがあります。最終的に回収不能と判断された債権は償却処理することになりますが、これらの移管債権も最終的には償却することになります。
償却債権は経理上資産から外すという処理なので、債権放棄や和解をした債権以外は本人の支払意思があれば、償却後に入金となるケースもあります。与信会社によってはこうした償却債権を管理する担当者がいる場合もあり、償却後数年経過した債権は督促が再開されることもあります。

途上与信(モニタリング)

初期与信や新規与信に対して、クレジットカード発行後に行う利用状況のチェックを途上与信(モニタリング)と呼んでいます。途上与信はクレジットカードの増枠申請や、有効期限切れに伴う更新前に行われます。

登録割賦購入あっせん業者

クレジットカードで分割払いを行うためには、経済産業大臣から登録資格を得て登録割賦あっせん業者に登録する必要があります。中小事業組合などは登録免除となりますが、銀行系のクレジットカード会社は長い間この登録を許可されなかったため、クレジットカードでの分割払いはできませんでした。銀行系クレジットカードで分割払いを利用できるようになったのは2001年7月になってからです。

同姓同名

クレジットカード審査に限らず融資審査などあらゆる審査業務において、同姓同名の場合は慎重な審査が行われます。申込者と同姓同名の利用状況が申込者本人のものであるかどうかは、特に利用状況に遅延履歴がある場合には審査に大きな影響を与えます。また、間違って判断した場合には大きなトラブルにもつながるため、審査担当者は細心の注意を払って調査を行います。
同姓同名の場合は生年月日、住所、電話番号が一致するかどうかが大きな決め手となりますが、端末上では住所コードで判断するため住所の一部だけが一致しても本人と判断されてしまいます。住所が一致しても番地が違う場合があるのです。属性の中で全く変わる可能性がないのは生年月日だけですが、同姓同名で偶然生年月日も一致する可能性は否定できません。つまり同姓同名の人物が本人ではないと判断するためには住所と電話番号が違うことを確認する必要があります。
審査ミスで第三者を同姓同名と判断してしまうケースは、住所や電話番号のチェックを怠った場合です。一般的にコンピュータで氏名・生年月日・住所コードで最初に絞り込みを行いデータ抽出しますが、はじめから電話番号のデータも抽出の対象にしていれば、絞り込みの制度も高くなるかもしれません。しかしあまり最初から細かく絞り込みを行うと、変更届け出をした場合本人のデータもはじいてしまう可能性があります。そのため最初の絞り込みでは比較的変更の少ない項目で抽出するのです。その後、担当者の目視でさらに絞り込みを行い同姓同名の判断を行う方法が一般的です。
同姓同名のネガ登録者とよく間違われてしまう場合は、個人信用情報機関に本人申告によるコメントを登録して、与信業者に注意を促すことができます。この本人申告はどの個人信用情報機関でも受付しているので、こういった制度を利用して間違った与信を未然に防ぐことができます。

同時廃止

自己破産を申し立てした場合、不動産などの資産がなく、資産のすべてを集めても破産費用に満たない場合は、破産宣告の申し立てと同時に破産廃止の決定が行われることがあります。これを同時廃止と呼んでいますが、同時廃止は裁判所の職権や本人の申し立てにより行われます。

動産執行(動産差し押さえ)

動産執行は強制執行の一つです。動産とは不動産以外の有体物を示す法律用語で、人間以外の物を表します(動植物も動産のひとつです)。差し押さえの対象としての動産は一般的に家電品や調度品、自動車、貴金属などある程度価値の高い物に限られますが、動産執行を受ける債務者にはそれほど高価な動産は所有していないことがほとんどです。しかし価値がなくても、なければ生活に不便な物は多くあるため実際に動産執行を行うよりは、支払をしなければ動産執行を行うといった督促の手法として用いられることが多くなります。
また動産執行で差し押さえる動産の価値が差し押さえ費用に満たない場合は執行不能となりますが、この場合でも時効を中断する要因となります。

電話

電話には固定電話、携帯電話、IP電話といった種類があります。クレジットカード審査では基本的に電話連絡が取れない場合には却下となります。その意味では電話の種類は無関係ですが、連絡を取る以外にも居住が安定しているかどうかといった判断をする材料にもなります。その点では固定電話を設置していて電話帳にも登録していれば、居住の確認もできるので審査上は有利となります。しかし、一般カードの審査ではそれほど大きなカード利用枠でない限り、電話の種類によって却下されることはありません。しかし、ゴールドカードなどの場合は安定性が重視されるので携帯電話だけで、固定電話がない場合には却下される可能性は高いでしょう。

デュアリティ

デュアリティはクレジットカード会社一社で競合するブランドのクレジットカードを発行することを言います。代表的な例はVISAカードとマスターカードのブランドを一社で発行する場合ですが、現在ではそれほど珍しいことではありません。日本でのVISAとマスターカードのデュアリティは1989年のDCカードが初めてと言われています。

ツインカード

提携カードを発行する場合、同時にクレジットカード発行会社のプロパーカードも同時に発行するシステム。ダブルカードは1枚の発行となるがツインカードは2枚となるため、カード会員としてはカードの枚数が増えることや、すでにプロパーカードを持っている場合には不要となるので、この方式で発行されているカードは現在ではほとんどありません。

提携ATM

自社で設置したATMではなく同業他社や金融機関などと提携して共用しているATMを提携ATMと呼んでいます。自社ATMを設置するためには多額の経費がかかりますが、提携ATMではカード利用に応じた手数料を支払うだけでいいので、経費面で節約できるほか銀行などのATMでは自社ATMよりもキャッシングしやすいといったメリットもあり、自社ATMは提携ATMにシフトされる傾向があります。
貸金業法での届け出事項の一つに委任先と受任先がありこれはATMなどの提携を行っている会社名を届けるものです。新規提携や提携解除するたびに変更届をする必要があります。自社ATMの場合は無人店舗の扱いになるため、営業店として届け出をしています。

中小小売団体系クレジットカード

中小商店が組織しているクレジットカード発行を行うための組織が発行しているクレジットカード。日専連や日商連(NC)カードなどがあります。

ダブルカード(ダブルブランド)

ダブルカードは提携企業のブランドと、発行するクレジットカード会社のブランドの両方を印刷したクレジットカードで、1枚で提携先店舗とクレジットカード会社の加盟店両方が利用できるカードです。一般的には提携カードと呼ばれているクレジットカードはほとんどがダブルカードとなっています。

単純保証人

債務者の債務を債権者側に保証することを単純保証と呼びます。単純保証人は債務者に先に督促することを要求できる「催告の抗弁権」があります。また債務者に資産がある場合は先に債務者の強制執行を要求できる「検索の抗弁権」もあります。一般的にクレジットや消費者金融を利用した場合の保証人は「連帯保証人」と呼ばれていて、これらの権利はありません。債務者と連帯して債務を負うのが連帯保証人なので、債務者よりも先に請求されても支払う義務があります。

短期キャッシング

キャッシングは基本的に1ヶ月に1回の口座引き落としで支払うため、金利が1ヶ月分以上かかることになります。短期キャッシングは借入の翌週金曜日に返済するといった支払方法でキャッシング金利を軽減する支払方法です。しかし、このサービスは特定の金融機関(郵便局など)の口座が必要であったり、ATMの普及によりいつでも返済できるようになったりといったことから、需要がなくなり現在ではサービスを行っているクレジットカード会社はほとんどありません。
借入側には短期キャッシングの制度はなくてもいつでも返済できる権利があるため、クレジットカード会社や貸金業者は早期完済を拒むことはできません。キャッシングの金利負担を軽減するためにはなるべく早く返済することが重要です。

遅延損害金の計算

遅延損害金は貸金業法で規制されるキャッシングと割賦販売法で規制されるショッピングでは利率や計算方法が違っています。キャッシングでは残高に対して定められた遅延損害金の利率(金利の1.46倍まで)を乗じて日割りで計算します。
残高が50万円、金利年18%、遅延損害金26%、遅延日数5日として計算すると、
50,0000×26%×5日÷365日=1,780円となります。
ショッピング利用の場合は割賦販売法で残高に対して年6%を超えてはいけないという規定しかないので、これを超えない範囲でクレジットカード会社が自由に設定してもいいのです。クレジットカード会社が設定している遅延損害金は請求金に対してかかります。
例えば遅延損害金16%で残高が50万円、請求金2万円、遅延日数5日として計算すると
20,000×16%×5日÷365日=43円 となります。これを割賦販売法の上限規定で計算すると
500,000円×6%×5日÷365日=410円 となり上限以下なので有効な遅延損害金となります。
ただしこれらの計算は分割払いに適用されるもので、リボ払いの場合は常に残高が変化するため適用されません。割賦販売法ではリボ払いの遅延損害金に関する規定はありませんが、一応の目安として貸金業法の上限に準じるといった指導がされています。そのため計算方法もキャッシングと同じになります。

盗難保険

盗難保険はクレジットカードには必ず付帯されている保険で、クレジットカード本体を盗難や紛失により悪用された場合の被害を補償します。クレジットカードの本体の盗難が対象になるためネットでの不正利用には対応できないケースもあります。ネットショッピングをよく利用する場合はネット不正の被害を補償するサービスが付帯されたクレジットカードを利用するといいでしょう。
クレジットカードが手元にない場合はすぐにクレジットカード会社に連絡することが必要です。各社に盗難・紛失用のフリーダイヤルがあるのでそれを利用しましょう。後はクレジットカード会社の指示に従って所定の手続きを行います。この時点で盗難カードには無効登録がされるので、クレジットカードは利用できなくなります。紛失して後で見つかった場合でも利用できないので注意が必要です。希望すれば新しいクレジットカードが再発行されます。新しいクレジットカードは番号が変更になっているので、ネットショップに登録している場合はそちらも変更する必要があります。
盗難保険が適用にならない場合もあります。クレジットカード会員に過失があると判断された場合です。主なケースにはカードを常に携帯せず車などに保管していた場合や、キャッシングを悪用された場合があります。キャッシングは暗証番号がわからないと利用できないので、悪用された場合には暗証番号の管理が悪いと判断されるのです。第三者に推測されるような暗証番号を登録していても保険が適用にならないので注意しましょう。

展示会商法

展示会商法は呉服店や貴金属店がよく行う商法で、店舗院外の会場を借りて商品を展示して販売する方法です。一般的に行われている販売方法ですが、悪徳販売店では展示会場で一人の顧客に数人で周りを取り囲んで購入するまで帰れない雰囲気を作るという強引な販売を行う場合があります。こういった展示会場には一人で行かず複数で行くことが基本です。また事前に販売店についても調べておくといいでしょう。万一無理やり購入させられた場合でも現金では支払わずショッピングクレジットなどを利用することが原則です。クレジットカードは持っていても相手に見せないようにしましょう。カード番号や有効期限を知られてしまうとさらに悪用される危険があります。
ショッピングクレジットを利用すればそういった心配はない上に、後でクーリングオフにより簡単にキャンセルすることができます。展示会場内では断りきれなくても、はがきを送付して商品を郵送するだけのクーリングオフであれば相手に会うことなく冠tんにキャンセル手続きをすることができます。

デビットカード

金融機関が発行するキャッシュカードで買い物ができるのがデビットカードです。日本ではJ-Debitが都市銀行や地方銀行と提携し、独自に加盟店を増やしてデビットカードとして利用できる環境を整えてきました。J-Debitはすでに持っているキャッシュカードをそのままデビットカードとして利用することができます。クレジットカードのように申込をすることも審査も不要です。しかし、クレジットカードに比べて加盟店が少ないことや、付加サービスがほとんどないことからあまり普及しているとはいえない状況です。
スルガ銀行がVISAと提携して日本で始めて発行したVISAデビットカードでは、J-Debitのデメリットを解消することができました。すでに存在する世界中のVISA加盟店で利用できるため加盟店の不足が解消されたのです。さらに0.2%のキャッシュバックや海外利用が可能なことから海外ATMで現地通貨が引き出せるという新たなメリットも生まれています。
デビットカードは利用枠の設定がなく、預金残高の範囲内で利用することができます。そのためクレジットカードのように使いすぎる心配は少なくなります。また現金利用と比べても現金を持ち歩く必要がなく、万一盗難にあっても保険が適用されるため現金よりも安全ということができます。今後はデビットカードとクレジットカードの使い分けにより本格的なキャッシュレス時代となるかもしれません。

テラネット

テラネットは消費者金融会社の系列である全情連(全国信用情報センター連合会)の傘下にある個人信用情報機関です。もともと信販会社やクレジットカード会社が加盟できなかった全情蓮に代わってデータ提供するために設立された個人信用情報機関です。しかし、全情連がクレジット関連の与信企業にも加盟を承認するようになり、存在意義が薄れていました。そのため2010年に設置を義務付けられた指定信用情報機関に登録することを目的に組織改革が進められています。
テラネットは全情連傘下のセンターにデータ提供する業務を行っていたアイネットと、KSCやCICとネガ情報の交換を行うCRINにデータ提供をしていた JIC(日本情報センター)を吸収合併しています。この合併によりデータの統合と業務の効率化を図っているのです。さらに2008年8月には既存の個人信用情報機関であるCCBとの提携を発表しています。この提携は合併も視野に入れたもので合併した場合にはさらにデータ量が増えることになり、個人信用情報機関として安定したデータを提供することができるようになります。
2009年4月1日にはテラネットは社名を変更して「日本信用情報機構(通称JIC)となります。それに伴い全情連の組織も変更となり今後はJICがすべての情報を管理運用することになります。

ディスカバーカード

ディスカバーカードはアメリカの国際ブランドのひとつですが、VISAやマスターカードに比べるとアメリカ国内での発行にとどまっていて、世界的に発行されているブランドではありません。しかし、利用できる加盟店はアジアなどにもあり次第に国際ブランドとして普及しつつあります。日本ではJCBカードと提携しているため、ディスカバーカードはJCBカードの加盟店でも利用することができます。また中国のユニオン・ペイ・ネットワークとも提携していてアジアでの利用先は拡大しています。
ディスカバーカードはさらに国際ブランド化を推進しようとしているようで、シティグループの傘下にあったダイナースクラブを買収しています。これによりダイナースクラブの加盟店ネットワークも手に入れることになり、さらに国際競争力を増しています。

手数料

クレジットカードに関する手数料にはカード会員手数料、加盟店手数料のほかに各種事務取扱手数料があります。収入のメインとなるのは会員手数料と加盟店手数料ですが、より利益を確保するためには事務手数料も大きな役割を果たします。加盟店手数料は加盟店支払時に相殺するため、もっとも確実な収入となります。一方で会員手数料はリボ払いや分割払いの手数料なので、長期にわたって収入を得ることができるメリットがあります。そのためクレジットカード会社では 1回払をリボルビング支払に変更するサービスや、リボ払い専用カードの発行を行って利益率を高めようとしています。
事務手数料の中でも分割払いを一括で支払う場合の事務手数料も利益に大きな影響を与えます。信販会社のショッピングクレジットやオートローンなどを一括精算すると、78分法による手数料の調整もありますが、それ以外にも事務手数料を支払うことになります。信販会社としては分割払いの場合、最後まで支払ってもらうことで利益を確保できるので、途中で一括精算をされると利益がない場合もあります。それを防ぐために事務手数料という名目で利益を確保しているのです。